Steps
英語の勉強・永住権取得までの道のり・サルサダンスなど様々な「Step」をテーマに、ニュージーランドでの出来事を思いのままに綴っています。
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ニュージーランドの薬の量
2006年1月下旬、KAZUが「巨大ガングリオン摘出」のため1泊2日で入院。

日本で病棟薬剤師をしていた私はNZの医療、特に薬物療法に興味津々。

少し、日本の医療の現場を知る機会があっただけに
日本との違いに「本当にこれでいいの?」とすぐ動揺。
手術をするKAZUよりドキドキしてて、全く頼りにならない付添いでした。

いろいろ「日本と違う!」と思うところはありましたが
今回は薬物療法について比較してみました。

手術当日の夜中と翌日の早朝に抗生剤の点滴を実施。

・DICLAX SR(75mg)1回1錠、12時間ごと、食後に服用。
・Panadol(500mg)1回2錠、4時間以上服用間隔をあけて服用。(最高1日8錠まで)
・Tramadol(50mg)1回1錠、必用ならば4時間ごとに服用。
とのこと

次回受診(10日後)まで、手術部位の消毒もガーゼ交換もなし。
抗生物質の内服も無し。

日本では抗生剤の使い過ぎがよく問題になりますが、やっぱり、なんとなく心配。。。



「DICLAX SR」は日本で言う「ボルタレンSR」で、日本では1錠37.5mg。
NZでは75mgを1日2回。日本では37.5mgを1日2回。
つまり、日本の2倍。
でも、痛みというより「抗炎症」のために必ず飲むようにとのこと。

「Panadol」は日本でいう「カロナール」で、日本は1錠200mg。
NZでは1回500mgを2錠=1000mg。日本では1回300~500mg。
NZでは1日最高4000mgまで。日本では1日最高1500mgまで。
2倍以上・・・

「Tramadol」は日本で言う「クリスピン」。
日本には注射剤のみで内服薬はなく、
癌による疼痛や術後の痛みのひどいときに病院で使用される薬。

(適応症等、詳細は省略しています。概略のみ。)



結果:

ボルタレンとカロナールの用量が多いこともあり、
Tramadolを服用するほどの痛みは無し。
ただ「頭がボーっとする」「フラフラする」とのこと。
本来なら、医師に相談すべきところですが
日本と違って「明日会える」というわけでなく、
担当医に会うのに予約を取っても1週間後とかなので
とりあえず、鎮痛剤の過量投与による血圧低下の可能性があったため
受診できるまでの間、薬学的観点からパナドールを1回1錠に減量。
幸い上記の症状は消失し、減量後も十分な鎮痛作用が得られました。
(公立病院の医療が無料であるNZでは公立の病院の予約は「何ヶ月待ち」なので
担当医が私立の腫瘍専門医だったので、それよりは早く受診できるのですが・・・)
さらに、担当医はそれまでのやりとりから私的には「冷たい」という印象があり
真剣に相談にはのってくれない感じが・・・

海外で医療を受ける上で注意したいことは
処方される薬剤の1錠中に含有される有効成分の量は、必ずしも日本と同じではないこと。
「日本で1錠飲んでいたから、NZでも1錠。」というのはとっても危険。
そして、主治医との信頼関係。
どんな些細なことでも聞ける関係を築くことは日本でも非常に重要です。
が、言葉の壁や医療の違いなどから海外では益々難しい。。。

痛感・・・









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テーマ:海外生活 - ジャンル:海外情報

【2006/04/05 18:48】 | NZの医療 | トラックバック(0) | コメント(4) |
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コメント
ブログへの招待、ありがとう。
早速覗きに来ました。
元気かね。っていうか、元気そうだな。
すっかり、ご無沙汰しちゃってますなぁ。

で、巨大ガングリオンって大丈夫なの?
馬ではあまり、というか全然なじみが無いのでわからん。かといって、調べるのも面倒なので、教えてくれ。

薬の話だけど、馬でも、例えば抗生物質とかは、いわゆる日本での標準的な量と海外での量はかなり開きがあります。もちろん文献とかによってもだいぶ違うんだけど、2~3倍くらいってのはざらだね。ぼくらはほとんど海外の基準量に合わせて使ってますが、そこまで増やしても大丈夫なのね、っていう目安としても使ってます。
おもしろいですなぁ。

これからも遊びに来ます。
おいらもブログ(?)らしきものがあるのだが、立ち上げたばかりでまだ何にも無いので、体裁が整ったら招待します。

ではでは。
【2006/04/06 06:21】 URL | まえだ #-[ 編集]
To : まえだ さま

馬ってガングリオンできないの?
面白いなあ。なんでだろ。
解剖学的な構造が違うのかな?
んんんー。興味あり。調べてみよっと。

ブログできたらリンク貼りますので連絡して下さいませ。
【2006/04/08 07:05】 URL | NORI #sEzhmgRA[ 編集]
ガングリオン。
調べてみました。
誤解があるといけないので最初に言っておきますが、馬にガングリオンができないわけではなくて、今までそれらしきものを僕が見たことがないということです。実際、臨床上もほとんど問題になることはないようですが。
滑液包や腱鞘にくっついた形でできるようですが、馬の場合、滑液包ヘルニアとの鑑別が難しいようです。まあ、鑑別自体にあまリ意味が無いように思いますが。見た目が悪いときやでかくなり過ぎたとき、外部との瘻管を形成した場合には、人と同じように外科的に除去するようです。
【2006/04/09 10:00】 URL | まえだ #-[ 編集]
To: まえだ さま

相変わらず勉強熱心ですね。
e-248ではあまり頻度は高くないんですね。
勉強になりました。

それにしても、NZのお医者さん、手術前は
「ガングリオンじゃないの?」と聞いたら「違う。」と言っていたのに
手術後「ガングリオンでした。」だって!
普通、手術前にガングリオンかどうかぐらい分かる気がするけど・・・
そのお医者さんスポーツ外科・腫瘍科の「Specialist(専門医)」。
「Specialist(専門医)」って。。。
【2006/04/10 04:27】 URL | NORI #sEzhmgRA[ 編集]
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Author:NORI
KAZU(夫)がホテルマンを目指しニュージーランドでホスピタリティーを学ぶために脱サラ。夫婦は運命共同体!何のためらいも無く、私も2004年7月日本を離れニュージーランドへ。2人とも仕事もし始め少しずつ生活は落ち着いてきているけど・・・

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